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環境保護と家具の関係

商業施設や公共施設の家具はどんなに丁寧に作っても、家具の寿命にかかわらず私設の都合で廃棄処分になていく。要するに使い捨てされる家具ばかり作っていたわけです。それに違和感を覚え、やはり個人宅で長く大切に使ってもらえるものを作りたいと強く思ったんです」こうしたアンチテーゼから、北の住まい設計社の基本理念が生まれます。「資源を大切に、永く使える本当の木の家具」をコンセプトに、1985年、北海道の廃校に工場を設立。1926年に建てられた古い建物を工場として再生し、そこで現在は35人いる家具職人が、すべて手作業でひとつひとつ木の家具を製作しています。物づくりに対する確固たる理念と職人の高度な技術によって、北の住まい設計社=「永く使える上質な木の家具」という認識が広まり、幅広い世代の人々に支持されるブランドに。家具だけでなく、オーダーキッチンなど家づくりの分野においても、木の魅力を理解するファンを増やしています。また、カタログ「kagu-book」にも、物づくりに対する真摯な姿勢が表れています。商品だけでなく木に関する丁寧な解説、職人の技や家具のメンテナンスまで網羅した内容は、読み応えも充分。「今は北海道の木だけでなく輸入材にも頼っていますが、ゆくゆくは北海道に広大な森をつくり、国産材だけで作りたい。そこから職人の手で、世代を越えて使われる家具を生み出す。それが森林資源に恵まれた北海道に生まれた人たちの理想ですね。

老舗の重みを感じるインテリアショップ

フォルムアッシュプラスバーンの前身は、1988年にオープンしたインテリアショップ「オレンジバーン」。パイン材の家具や白いタイルなどカントリーテイストが全盛の当時、そのなかでもナチュラルで洗練されたインテリアショップとして若い女性や主婦を中心に人気を博します。その後1997年に、オレンジバーンとは対極にあるミニマムスタイルのショップ「アッシュコンテンポラリー」がオープン。イタリアンデザインのものを中心にモダンな家具を扱い、こちらは高感度な男女に支持される店を目指しました。この2つのショップが2000年に統合し、新たに「フォルムアッシュプラスバーン」となったのです。もともとオレンジバーンの母体が設計事務所であるため、家具のみならず、住宅や店舗のリフォーム、設計、施工まで手がけることができ、「住まい」をトータルで考える人々に人気を呼んでいます。そのコンセプトは、「ナチュラルホームスタイル」。徹底して自然素材にこだわり、テイストにかかわらずシンプルで洗練された家具や建築を提案。そのクオリティの高さは、インテリアに目の肥えた感度の高い人々をも満足させる仕上がりです。「どんなに流行が変わっても、家具や家づくりにおいては、自然素材の素晴らしさを生かすことが大切であり、それを生かす機能の充実も必要だと思っています。もちろん今をかんじさせながらも飽きのこないデザインが重要であることは言うまでもありません。これからも、あれこれ欲張らず、家具が家に溶け込んだような一体感のある住空間を極めていきたいですね」

「笑い」の考察

人間は、笑うことのできる唯一の動物だという。まず笑いとはいかなるものであるのか?感情には様々な状態がある。喜び、怒り、悲しみ、楽しみ・・・。笑いとはそういった感情を表現する手段の一つである、と定義することも出来るだろう。しかし、一口に笑いといっても、その種類からしてまた様々である(微笑、苦笑、嘲笑、爆笑、失笑、和尚、哄笑、冷笑、等々)。それらすべてを一まとめにして笑いというものを語るのは、かなりの難題だといえる。瀕死の床にある患者に向けて、看護するものが勇気付けるためにする笑い。自分以外の者の失敗を目にし、優越感と共にこぼれでる笑い。この二つの例からしても、同じ種類のものではないことはお解かりいただけるだろう。しかし私がここで問いたいのは、笑いという表現のもつ意義や、雑多な笑いの中に潜む共通性ではない。笑いの中でも最も一般的な概念だろうと思われる、面白いと感じたときの笑い。笑いとはなんであるか、ではなく、なぜ人は笑うのか、である。舞台上のお笑い芸人が話すことごとのネタを見たとき、観客たちの中ではいったいどのようなメカニズムにおいて笑いが発生しているのか。それだけならば今までに幾人もの識者によって語られてきたのであるが、私はその中でも日本人、それも現代の日本における笑いについて考えてみたい。現在日本ではテレビなどでもいわゆる「お笑い」を目にしない日はない。ブーム到来といわれ、最近ことさら生活と笑いが密接になってきた感もある。しかし、日本人がお笑い好きであるのは今に始まったことではない。その形態も時代と共に変遷しているが、根本の笑いの嗜好は、かなり前から固まっているとみている。